2002年10月14日　【Ｐ−２Ｊの点検】

屋外展示のＰ−２Ｊ対潜哨戒機の点検作業をおこないました。
ボランティアレベルでの点検ですので、機内に溜まった雨水や湿気抜き、簡単な清掃、
防錆油の塗布程度ですが、何もやらないよりはマシ(？)でしょうか(^^;

＃ もっとも、良かれと思ってやったことが、かえって展示機にダメージを与える結果となる
＃ こともあるので、十分気をつけなければなりませんが。

開館から６年経過して、かなり各部の劣化が目立ってくるようになってきました。

屋外の展示機は太陽からの紫外線や、風雨に長期間さらされますから、
定期的に再塗装や劣化防止の処置が必要になります。

大規模な整備を行えればよいのですが、Ｐ−２Ｊのような大きな機体になると
その費用も莫大なものになるので、簡単にはできないのが大きな悩みです。

しかし、このままではＰ−２Ｊはいずれスクラップ同然の状態になってしまうでしょう。
ボランティアでやれる事にも限界があります。

Ｐ−２Ｊは現存機数が数機しかないという貴重な機体であり、
しかも各務原はＰ−２Ｊの生まれ故郷でもあるのですから、
この機体を今後も永く残し保存していくということについて、もうちょっと皆で真剣に
考えていくことはできないものでしょうか？

今後、屋外展示の機体を維持するためにかかる手間や費用を考えると、
屋根を作ったほうが安くあがるのではないかと思うのですが・・・。